本屋さんに行くと、あれもこれも欲しい本が出てきて困るのですが
自分はそこまでまだ生活に余裕もないので、そう大人買い的なこともできず、
写真集や芸術系の本を買うときは
1.仕事や制作において絶対に参考になると思うもの。
2.欲しい衝動をとにかく抑えられないもの。
を基準にして買うようにしています。
1は経費で、2は嗜好品。
この前購入した石川竜一さんの写真集
『絶景のポリフォニー / A Grand Polyphony』と『okinawan portraits 2010-2012』 は
完全に2番の動機で購入した本です。
ざっくりいうと沖縄で撮られたスナップ写真なのですが、
とにかくこってりしてるな!といった印象です。(印刷もこってり!めっちゃいい。)
濃度感というか、生命エネルギーみたいなものが強くてぐいぐい引き込まれる。
味で言ったら苦味が強そうな写真ばかりなのに、全体ですごくまとまっていて
あ、ゴーヤだ!ゴーヤチャンプルだ!と思いました。
こっちはポートレートの方。木の棒持っててウケた。
AKAAKA社さんの本を買うのは、
大橋仁さんの『そこにすわろうとおもう』以来なのですが、
どこか共通した魅力があるように思います。
その場その場にあるエネルギーを、撮るというよりはひっこぬいてきたような。
狩りで採ってきたウサギを眼前に差し出される感じ。
そういった写真が自分は好きなのか〜!と改めて気づきました。
もしくは、時代全体がそれを求めてきつつあるのでしょうか。
装丁もええです。